ナップスター・マックがやってきた,ヤァヤァヤァ。100万のMP3ファイルは,マックユーザーでさらに膨れ上がるか。そして,ナップスターのなくなった世界も考えながら。
ナップスター社は,ファイル交換ソフトのナップスターのマック版をリリースした。マック版にはPC版にはない,iMacカラーに合わせたツールバーや,検索した過去10件の履歴機能がある。このマック版は,あるプログラマー集団が開発したナップスタークローンのマックスターを正式なプログラムとしたもの。
さっそくダウンロードしてインストールしようとしたときに,なんだブラックホールメディアのマックスターじゃないか,とアイコンで気付く。ナップスター1.0b1は,3人の優秀なマックプログラマーがつくったマックスターPR5に若干の修正を加えたものだ。とりあえず,マックスター君とナップスター君の違い。ナップスター君の方がやっぱり悪そうだ(^_^)。
ナップスターのファイル共有プロトコルを,デビッド・ウィークリーというスタンフォード大学の学生がリバースエンジニアリングし,公開したのは今年の1月だった。ナップスター社は使用許諾に反するとして抗議していたが,そのコードによって,ナップスターを勝手にオープンソースとして,他プラットフォームへの移植などを行うオープンナップ・プロジェクトが進行した。ビーOSやグノーム,JAVA,KDEなどのクライアントが続々と開発されており,今回ナップスターマック版となったマックスターも,もともとはそのひとつだった。そう考えると,アップルもホットニュースで取り上げるほどのこのソフトウェアは,なにかを明示しているようだ。そう,ナップスター社は反対しているが,このプロジェクトの動きがもっと高まれば,ナップスターがなくなっても,ナップスターはなくならない。これこそが,ネットワークの破壊力だ。マックに,すべてのプラットフォームに,突き進め,ナップスター!
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